永代橋

■永代橋

永代橋が架橋されたのは、元禄11年(1698年)8月であり、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の50歳を祝したもので、現在の位置よりもやや北側、(西岸中央区日本橋箱崎町、東岸江東区佐賀一丁目付近)当時大渡し(深川の渡し)のあった場所で、隅田川で四番目に作られた橋です。「永代橋」という名称は当時佐賀町付近が「永代島」と呼ばれていたからという説と、徳川幕府が末永く代々続くようにという慶賀名という説(「永代島」は「永代橋」から採られたとする)があります。明治30年(1897年)、道路橋としては日本初の鉄橋として、鋼鉄製のトラス橋が現在の場所に架橋されました。明治37年には東京市電による路面電車も敷設されましたが(昭和47年11月に廃止)、関東大震災に被災し、木製の橋床を損傷し大正15年に震災復興事業の第一号として現在の橋が再架橋されました。

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